課題
AI時代における「非代替性」を持った事業開発人材の育成:
AIの進化により情報収集や仮説構築が容易になったからこそ、AIには代替できない「自ら現場に足を運び、本質的な課題を発見してゼロから価値を生み出す力」を持つ人材の育成が必要であった。
顧客不在のバイアス(思い込み)からの脱却:
過去の経験や成功体験がバイアスとなり、顧客不在の「便利そうなアイデア」を先行させてしまうリスクを排除し、自身の仮説を客観視して顧客の真のインサイト(潜在ニーズ)を見極める視点を養う必要があった。
複雑なフィールドにおける「0→1」の思考体得:
保険×地域活性化”という新たな価値創出に向け、地域という課題が複雑に絡み合う難度の高い環境下で、知識に頼らない実践的な事業開発の考え方や視点を身につける必要があった

【実施内容】
「現地現物主義」の徹底による一次情報の収集:
実際に地域の現場へ赴き、現地の空気感やステークホルダーのリアルな声、予算・人材などの制約を自分の目と耳で確かめることで、表面的な調査では見えない根深い課題を抽出した。
「事実起点」へのヒアリングアプローチの転換:
自分の仮説を証明・誘導するためのヒアリングから脱却し、相手の行動や現状といった「客観的な事実(ファクト)」をフラットに集める手法へとプロセスを180度転換した。
異業種連携による多角的視点の獲得:
同世代の異なる業界・職種のメンバーと協働する環境に身を置くことで、自社の常識にとらわれない多様な視点を吸収し、自身の思い込みを客観的に捉え直す経験を積んだ。
【成果】
ファクト重視の思考変革と事業開発プロセスの高度化:
「仮説を当てに行く」から「事実を拾いに行く」へとマインドが転換。現地現物で得た圧倒的な情報量(一次情報)を基に思考することで、結果として手戻りを減らし、精度の高い顧客課題起点での事業開発が可能となった。
自律的な発信力の獲得と社内育成プロジェクトへの還元:
確固たるファクトに裏打ちされた自信により、会議での遠慮がちな姿勢から「自らの言葉で意見を発信し議論をリードする」姿へと変革。その経験を、現在自身が推進する社内の起業家輩出・育成プロジェクトの現場へも強く還元している。

| 社名 | MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社 |
|---|---|
| 業種 | 保険業 |
| 従業員数 | 約500名(連結約38,000名) |
| 実施プログラム | 課題探求コース(異業種形式) |


