お問い合わせする

SATOBITO

社会実装型リーダーシップ・プログラム
越境型リーダー育成・企業研修「SATOBITO」

お問い合わせ
cases

作業者から主導者へ。若手エンジニアが手にした主体性と新しいキャリア観

役割や手順が明確な環境では、任された業務を着実に進める遂行力が磨かれます。その一方で、自ら課題を見つけ周囲を巻き込んで動く経験は、日常業務の中だけでは積みにくいものです。”一歩踏み出せる人”へと変化するきっかけはどこにあるのか。

今回、株式会社エイチ・アイ・エス 情報システム本部の成瀬さんにお話を伺いました。社会課題の解決をテーマとしたリーダー成長プログラム“SATOBITO”への参加を通じて、「指示された以上のことを考えるようになった」と周囲から評価されるまでに変化した、その経験と気づきを語ります。

・お話を伺った方   :成瀬 千尋 さん

・部署/役職        :株式会社エイチ・アイ・エス 情報システム本部 システム開発部 開発グループ 第一開発チーム

・勤続年数         :6年

・実施プログラム   :実装デザイナー育成


地域への想いが、参加の背中を押した

――SATOBITO参加時の業務と役割について教えてください。

情報システム本部に所属し、要件が決まったものを実装する業務を担当していました。お客様と直接関わる部署ではなく、工数や進め方もかなり決められている環境です。

――SATOBITOへの参加のきっかけを教えてください。

もともと旅行が好きで、有名観光地だけではなく、地域の文化や現地の人に触れる体験に魅力を感じていました。大学時代は地域開発を専攻し、発展途上国でインフラ調査をしたり、現地の人と暮らす経験もしました。「普通の観光では見えない魅力って、実はたくさんあるんだな」と感じていたんです。コロナ禍を経て、改めて地域への興味が強くなっていた時に「20%プロジェクト」 の社内公募があり、「何か地域の魅力発信に関われたら」と思い参加しました。

――SATOBITOに参加していかがでしたか。

ほとんど知らない場所でしたが、実際に行ってみると、地域を盛り上げようと積極的に動いている事業者の方がたくさんいらして驚きました。一方で、観光資源はあるのに施設が閉まっていたり、地域同士の連携が十分ではなかったり、「こんなに魅力があるのに知られていないのはもったいない」とも感じました。

“何を作るか”から”何が課題か”へ。思考の転換点

――SATOBITOで印象的だった学びはありますか。

“事実”と”仮説”に分けて整理するワークです。地域事業者の方へのヒアリングを通じてたくさん情報を集めていたのですが、ワークを通じて事実と仮説を混同していたことに気づきました。例えば、当初”青梅市の課題は認知度不足”と考え集客施策の方向に意識が向いていましたが、それはあくまで仮説でした。実際に現地で見えてきたことは”日帰り客が多く滞在時間が短い””観光資源が十分に活用されていない”などでした。結果として、PR強化ではなく既存資源を活かした体験づくりという提案につながりました。もしそのまま進んでいたら、自分たちの思い込みで提案していたと思います。

――「普段の業務とはかけ離れている」とお聞きしましたが、具体的にどう違いましたか。

普段は”何を作るか”が決まっています。SATOBITOでは、”何が課題なのか”を見つけるところから始まりました。そのため、事実なのか、仮説なのか、を頭の中で整理しながら課題を見つけることが難しかったですし、SATOBITOで経験を積めたことは良かったです。自分に与えられた範囲を着実に進めることが求められるため、自分の業務とSATOBITOはかけ離れていて、すごく新鮮な経験でした。

「指示された以上のことを考えるようになった」周囲も認める変化

――その後の業務にどのような変化がありましたか。

以前は、与えられた業務を着実に進める意識が強かったと思います。今は「本当にユーザーのためなのか」を考えるようになり、要件を考えている人とも積極的に相談するようになりました。必要に応じて対面で話す機会も増え、相手や状況にあわせて進めるようになっています。ただ作るだけではなく、相手の考えや背景を理解して進めることで、初めて納得してもらえるものになる。それをSATOBITOを通して学べたことが大きかったです。

――周りからご自身の変化についてかけられた言葉はありますか。

上司から「指示された以上のことを考えるようになった」と言われました。自分でも、単に言われたことをやるだけではなく、「なぜこの作業をするのか」という背景を考えるようになった実感があります。報告する際も「整理して伝えられるようになった」と言っていただきました。

――ご自身の変化をどう感じていますか。

普段は個人ワークが多く、在宅で黙々と作業する方が自分に向いていると思っていました。SATOBITOではチームで進めたため、メンバーと相談しながら課題を見つけていくことは正直難しかったです。ただ、現場感をつかむために海外支店や他部署へのヒアリングを自ら行い、少しずつ主体的に動く感覚が身についていきました。自分が発言することに対してためらうことがなくなったように思います。

挑戦することへの恐怖心がなくなった日

――SATOBITO参加前後で、キャリアへの考え方に変化はありましたか。

以前は、エンジニアとして技術を磨き続けたい気持ちが強かったです。管理職になるとプログラミングから離れるイメージもあったので、自分のキャリアプランはそちらではないと思っていました。SATOBITOでの経験を通じて、設計や要件定義のような上流工程に関わりたいと思うようになりました。ユーザーの目線に立ち、「もっとこうした方がいいのに」と思ったとしても、実装の立ち位置では変えられないことが多いと感じるようになったからです。もちろん、技術を磨く時間は今後も大切にしたいです。

また、以前は「新しいことをやるのが怖い」という感覚が強かったのですが、現地に行って、自分でも挑戦できるんだと感じられたんです。新しい自分を知ることができて、何かに挑戦することへの恐怖心がなくなりました。すごく前向きになれたと思います。

――SATOBITOでの経験を今後どう活かしていきたいですか。

自分の強みは、やはりシステム開発だと思っています。だからこそ、その強みを活かしながら地域に貢献したいです。今後は、ITやAIを活用したアプリケーション提案など、地域の人と利用者をつなぐような仕組みに関わっていきたいと思っています。また、実装だけでなく、地域の方と対話しながら、要件定義や設計に関わる立場も目指したいです。

挑戦がもたらす自己効力感

――SATOBITOのプログラムを一言で表すとなんでしょうか。

“挑戦”ですね。どう動くかを自分自身に委ねてもらえる環境だったので、自由に挑戦できました。特に、地域の事業者の方と直接話しながら、一緒に提案を作っていく経験は、自分にとって本当に新鮮でした。1人で黙々と作業しているだけでは、絶対に得られなかった経験だと思います。

「自分は作業する側だから」と思っている同期にお勧めしたいです。実際に現場へ行き、人と話し、自分の意見を出す経験をすると、仕事への向き合い方が変わると思います。

*サービス内容やお話を伺った方のご担当部署・役職などの情報はインタビュー当時のものとなり、現在とは異なる場合がございます。

社名株式会社エイチ・アイ・エス
業種旅行業等
従業員数連結10,000名以上
実施プログラム実装デザイナー育成

OTHER その他の参加者の声

勤続15年目の新たな挑戦。受注へとつながる管理職の変化

株式会社エイチ・アイ・エス

勤続15年目の新たな挑戦。受注へとつながる管理職の変化